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会員対象の定期講演会を開催いたしました

先月に引き続き、会員各社を対象に講演会(Zoom 会議)を開催致しました。
エネルギーアンドシステムプランニング株式会社 執行役員副社長の加藤真一様からは、
審議会等の動向の他、エネルギー基本計画の見直しや、プレイヤー・商品・価格・制度とい
った観点から、需給調整市場についてご説明頂きました。3E(Energy Security, Economic
Efficiency, Environment)+S(Safety)という基本的な概念に関連して、会員から当該概念
規定をめぐる質問も出るなど、講演会は充実したものとなりました。

続いて、太陽光に関わって 40 年という株式会社資源総合システムの一木代表取締役から
ご講演頂きました。特殊電源から独立電源、さらに系統連携電源へと太陽光発電が進化して
きた歴史を振り返られるとともに、これからの太陽光発電につき、2020 年代には自家消費
電源、2030 年代には基幹電源、2040 年代には一次エネルギーであると、将来展望を力強く
語られました。また、2020 年代における普及・展開のあり方について、分散型太陽光社会
の形成というキーワードからお話しされるとともに、国際価格の反映や事業者間競争等に
より価格がさらに下落していく中において、主力電源化に向けた展開力の強化と並び再エ
ネ立国への国家意思表明が必要とされ、2030 年に太陽光 150GW、2050 年には同 500GW
の導入を目指していくべきと主張されました。今後は、2010 年代の総括を踏まえ、産業・
金融・政府・ユーザーの四輪で進んでいくべきとのお話しもあり、太陽光発電と利用産業の
連携・連動の必要性についても理解を深めることができました。

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