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会員対象の定期講演会を開催いたしました

先月に引き続き、会員各社を対象として講演会(Zoom 会議)を開催致しました。
エネルギーアンドシステムプランニング株式会社 執行役員副社長の加藤真一様からは、
主な制度設計、及び実施状況のアップデートと並んで、FIP(Feed in Premium)や日本版コ
ネクト&マネージ等、個別論点についての詳細な解説を頂きました。全体を通して、個々の
施策のみならず、施策相互の関連についての知見を得ることができました。

続いて、自由民主党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の柴山昌彦会長からご講演を
頂きました。柴山会長は、パリ協定は絶対に達成、第5次エネルギー基本計画における20
30年の温室効果ガス26%削減も必達とされた上で、2050年ターゲットも大切であ
り、そこからバックキャスティングで取り組んでいくことも重要であると述べられました。
個々の施策としては、バーチャルパワープラント育成の必要性や分散型小規模太陽光の導
入促進、蓄電池普及に向けた技術革新への後押しとともに、税制優遇措置に関して、事業者
の皆さんから要望を聞いて制度を構想したいとされました。また、発電側課金については、
事業への影響が、大変、大きく、少なくとも安易に認めるべきではない、と力強く述べられ
ました。最後に、国のスタンスが明らかではないから、事業者や投資家が二の足を踏んでい
るのが実情であり、新規事業者にもフェアな形でオープンにして取り組んでいくことが重
要であると表明されました。講演には50名以上が参加し、今後の政策の基本方針を見据え
るに当たっても非常に有意義なものとなりました。

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