先月に引き続き、会員各社を対象として講演会（Zoom 会議）を開催致しました。
エネルギーアンドシステムプランニング株式会社 執行役員副社長の加藤真一様からは、
近年のエネルギーに関する出来事、中央省庁における審議会等の動向、主な施策の導入時期
の整理、FIT の成果と課題等とともに、再生可能エネルギーを取り巻く歴史的経緯について
もお話し頂きました。再エネ主力電源化に向け、地政学的リスクや世界的なメガトレンドを
踏まえた制度を検討していくことは、大局観を見据えた事業展開にとっても重要性なこと
との理解を深めることができました。



引き続いて、東京大学未来ビジョン研究センターの高村ゆかり教授から、多岐に渡る再エ
ネ主力電源化の課題について長期的な視点をもって取り組むことの大切さについてお話し
頂きました。野心的な目標設定の重要性とともに、事業者の自家消費やエネルギーの地産地
消、国や地方における公共部門でのグリーン電力調達等、需要を喚起して再エネ拡大につな
げていく施策の必要性についてもご指摘頂きました。
両講演とも５０名以上が参加し、今後の洋上風力の見通しや市場化を見据えた政策のあ
り方等に関する質疑応答も含め、有意義な講演会となりました。